終わりなき殺人ゲーム『CHOSEN チョーズン: 選択の行方』

最近夢中で観ていたのが米のクライム・サスペンスドラマ『CHOSEN チョーズン: 選択の行方』。普通の暮らしをしている人に突然箱が届く。箱の中身は一丁の銃と殺害期限が記された見知らぬ人の写真。従わねば制裁あるのみ。さてあなたならどうする?というストーリー。


某ドラマのように、また延々と事件の真相を引っ張り続けるパターンかと思いきや、シーズン1の前半で謎は早々に判明。以降、終わりなき殺人ゲームの連鎖が続いていく。1話約20分と短く、物語の局面が目まぐるしく変化するので次々と先を観たくなってしまう中毒性あり。


設定を見れば分かる通りモラルとエゴイズムの衝突が主題ではあるものの、基本的には極限状況の刺激をひたすら追いかける即物的なアクション・スリラーである点がハッキリしていていい。ただ、殺さなければ殺されるという救いなき構図は競争社会の極端な戯画と言えなくもないか。いま日本で観られるシーズン3まで一気に観終わってしまったので早くシーズン4が観たい…!