『あしたのジョー 劇場版』

  • 23:46  あしたのジョー 劇場版』観た。友達と飲んでいてジョーの話題になり、我慢でき なくなったので。劇場版はTVアニメを力石戦まで再編集したものだが、ダイジェスト 感は薄く、1本の映画として観られる。各場面の細部まで知り尽くしているはずなの に、何この面白さ。鼻血が出るほど面白い。
  • 23:47  散々言われた事だと思うが今回の再見で一番感じたのがこれって『ブロークバッ ク・マウンテン』じゃんという事。ジョーと力石の相思相愛っぷりといったらもう。 少年院から一足お先に娑婆に戻る力石に「力石〜(泣+絶叫)!!」と駆け寄るジ ョーの乙女度数の高さは何。
  • 23:47  互いに激しく求め合うジョーと力石にジェラシーの炎を燃やす白木葉子減量苦から 水を求め彷徨う力石に対し葉子が行う、“水道の蛇口を針金で縛る”という仕打ちも 割とあからさまなメタファーに思えて来る。
  • 23:48  梶原先生は少年院時代にそっちの道も十分経験されたとの事だから、暴力にしか生きられない少年が情熱のはけ口を発見する、多分に自伝的な『ジョー』に、ゲイ風味が充満するのは当然か。いや、むしろだからこそ、こんなにもエモーショナルで感動的なのだろう。劇の人物に本音と本気が入ってる。
  • 23:55  『ジョー』という作品は全共闘運動などと紐付けられがちで、ある時代や世代の希望と挫折の象徴みたいに扱われる事が多いが、本当はもっとパーソナルで屈折した純愛もので、単細胞な青春映画では全然ないと思った。自分以外見えなかった人間が、他者に初めて出会う切実な話だ。だからいいのだ。


  • 23:56  ★自分用MEMO NHK教育こだわり人物伝「赤塚不二夫」語り手・松尾スズキ。第1回見逃し泣。第2回「マンガを壊しちゃったのココロ」再放送 6/16AM5:35。第3回「マンガのキャラになったのだ」6/16PM10:25。第4回「尊敬されたくニャいニャロメ!」/23PM10:25。

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