『借りぐらしのアリエッティ』

  • 23:39  借りぐらしのアリエッティ』観た。『ゲド戦記』と同じく、ハヤオが企画して別の若いのが嫌々(?)監督をやった映画には、共通した謎の憂鬱な空気が流れている。この作品も笑ったりホッとする場面が全くない。そして自分はこの妙に欝で硬いムードが実は嫌いではない。
  • 23:39  世界に居場所が見つけられない、または居心地の悪さを共有できる相手がいない同士が出会う話に極度に弱いので、少年と小人の出会いと別れには不覚にもグッと来た。もっとベタに盛り上げるなら幾らでも出来そうなのにそうしないのは、御大とブランドのプレッシャーによる謎の憂鬱のせいか。
  • 23:41  どうしても良くないなあと思った点はデザインに尽きる。小人が縁の下に人知れず暮らしていたという話なら、一番大事なのは小人の服や家や道具のデザインだ。そこに独創性があってこそ面白くなるのに、なんでハイジ以来の見飽きたヨーロッパ調なのか?日本の小人じゃねえのか。移民して来たか。外人か。「わたしの部屋」か。
  • 23:42  ヨーロッパ調のデザインが選ばれた理由があるなら聞いてみたい。単に、東映日本アニメーションジブリと続く、あの作風の暗黙の了解ゆえなら何とつまらないのか。似たようなロボットを商売のために出し続けている他の商業アニメと何も違わない。だから何故か知りたい。全体に嫌いでなかっただけに。


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