福澤徹三『死小説』

  • 00:01  福澤徹三『死小説』読んだ。長編『壊れるもの』の原型『降神』も収められた短編集。『降神』は福澤徹三お馴染みの中年男の絶望に怪異が寄り添う物語。長編版よりラストの切れ味は鋭い。題名からして秀逸な『憎悪の転生』は死と生のサイクルを強烈なイメージで描いた傑作。


死小説 (幻冬舎文庫)

死小説 (幻冬舎文庫)


福澤徹三、文庫になっているものは他にもいくつか読んだ。
コンビニ本的なタイトルのものも、短編集としてクオリティは高い。オススメは『廃屋の幽霊』。


黒本―平成怪談実録 (新潮文庫)

黒本―平成怪談実録 (新潮文庫)


いわくつき日本怪奇物件 (ハルキ・ホラー文庫)

いわくつき日本怪奇物件 (ハルキ・ホラー文庫)


廃屋の幽霊 (双葉文庫)

廃屋の幽霊 (双葉文庫)



  • 19:41  昨日の深夜に飲みながら観たSONGS安全地帯編は良かったな。玉置の歌の感触は作詞家により変わるという発見。陽水作詞の意味ありげながら実はナンセンスな歌詞が一番声の持つ妖しい個性が引き立つ。本人作詞はストレートに情緒的過ぎ。松井五朗はその中間?

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