『さよならもいわずに』

  • 18:08  上野顕太郎さよならもいわずに』読んだ。作者の実体験を元に、最愛の妻の突然の死とその後の絶望に支配された生活を描く、紛れもない傑作。起こった事をありのまま 濃密に描く没入感と、作品として成立させようという客観性のバランスが優れている。 http://bit.ly/dcE09M
  • 18:09  さよならもいわずに』では作者の苦しみが様々な手法を駆使して表現されるが、一番胸に迫ったのが、上野氏が最後に見た夫人の顔、「一生忘れないだろう」と語られる、見開きで描かれたその表情である。1枚の絵に作者の妻への複雑な想いが凝縮されている。これはまさに漫画でしか出来ない表現だと思う。

さよならもいわずに (ビームコミックス)

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