『アイアンマン3』おもしろかった!


★未見の方、ネタバレ注意です★


シェーン・ブラック監督の起用には驚かされたけど、観終わってみて納得。

「混乱して自分を見失った人物が、試練を経て新たな自我を確立する」というプロットは、『リーサル・ウェポン』まんまだもの。

そして、PTSDを克服するきっかけが、トニー・スタークにとっては、ホームセンターで買ってきた日用品で「ものを創ること」そのものだったとは…なんと感動的なことか。アイアンマン大量生産という一見狂った行為も、彼にとっては必然で、しかもそれがクライマックスの伏線になっている…。最近の娯楽映画に一番欠けている「頓知」に満ちたシナリオに感心しました。

そんな「ものつくり」をアイデンティティーとするトニー・スタークも、「あんた、アイアンマンばっかりに夢中でいい加減にしなさいよ〜!」と発狂した奥さんには顔面蒼白で戦慄。泣く泣く大事なアイアンマンスーツを爆破して、「おれ、大人になるよ…」と宣言とは泣かせます。・・・いや、自分にはそう見えました。

バルト9に展示中の等身大アイアンマンに群がってたのは男ばっかりだったしな〜w。