『松本人志のコント MHK』

  • 23:50  松本人志のコント MHK』観た。個人的に『VISUALBUM』の頃から、お笑いというより特異な映像作品として松本コントを観るようになっている。今回も評判はあまり良くないようだし、凄く笑えるかといえば疑問だが自分は松本作の短編映画として楽しんだ。
  • 23:52  ベストは通販ネタ「ダイナミックアドベンチャーポータブル」。用途不明の商品と解説DVDの異様なガイダンスに翻弄される男を描く松本得意のシュールもの。前半の浮かれる男の様子とラストの悲哀の落差がいい。「可愛そう」という気持ちが残る「トカゲのおっさん」タイプの作品。これは好き。
  • 23:58  「わたしは幽霊を見た!」は見方を変えればコントというより、ただの実話風ホラーにも見えてしまう異色作。幽霊の出現方法の奇妙さより怪を目撃してしまう夫婦の反応の異常さが実はおかしいだろう?という事か。ラストの逃げ場なき状況を想像すると、笑うよりゾッとしてしまった。コントなのに。
  • 00:00  「答辞」は、中学校のスピーチで全編が展開。なんでも「逆に」考える主人公が「逆に」を連発するうちシュールな世界へ。松本のルーツは赤塚不二夫かなと思っていたが、これは筒井康隆の『関節話法』みたいな言葉が生む不条理がテーマ。自分が松本コントを好きなのは筒井を感じるからだと気付いた。

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