主役は“人間”のゾンビ・ドラマ『ウォーキング・デッド』


ゾンビもの米ドラ『ウォーキング・デッド』を延々と鑑賞。なんとか最新作であるシーズン3の第8話まで辿り着きました。企画者フランク・ダラボンが降板したというシーズン2の途中から少しシリアス味が薄まった感はあるけれど、とにかく有無を言わさず視聴者を引っ張るストーリーの面白さは大したもの。

主役の元保安官を演じるアンドリュー・リンカーンの情感あふれる熱演もさることながら脇役の存在感も素晴らしく、『ヘンリー』でお馴染マイケル・ルーカーや英国俳優デビッド・モリシーら通好みのキャストがいい味出してます。

個人的にはシーズン3から登場した新キャラクターで、ゾンビの従者(?)を引き連れ、日本刀を振り回す寡黙な女剣士ミショーンがお気に入りw。ゾンビものではあるけれど主役は完全に生存者である「人間」。本当に恐ろしいのも人間の猜疑心や嫉妬、執着であることを本気で描いた作品です。

ウォーキング・デッド シーズン3